脂性肌、乾燥肌に合った育毛の方法はありますか?
A: はい、あります。シャンプーや育毛剤は脂性肌タイプ、乾燥肌タイプに分かれているものがありますが、脂性肌の人が乾燥肌タイプ、またはその逆を使用してしまうと、育毛の効果がないどころか、抜け毛、薄毛を悪化させてしまう可能性がありますので注意が必要です。
では自分が脂性肌なのか、乾燥肌なのかはどうすれば分かるでしょうか。
頭皮の角質層には10%〜30%の水分が保たれていますが、10%以下になると乾燥肌を疑われます。
顔の皮膚で頭皮のコンディションをチェック
自宅で角質層の水分を調べるというのは不可能なので、自己チェック方式で確認してみましょう。
頭皮は顔と皮膚一枚でつながっています。頭皮はなかなか見にくいものですが、顔の皮膚の状態をチェックすれば頭皮の状態も分かります。
1.顔全体にテカリがある
2.顔の毛穴が黒ずみやすい
3.ニキビができやすい
4.脂分の多い食事を取ることが多い
5.しっとりとしたフケが出やすい
6.顔がカサカサしやすい
7.肌が荒れやすい
8.洗顔後に顔がつっぱる
9.乾燥した環境にいることが多い
10.乾燥したパラッとしたフケが出やすい
ざっくりとしたチェック方法ですが1〜5に当てはまる場合は脂性肌、6〜10に当てはまる場合は乾燥肌ということができます。
実は「脂性肌」「乾燥肌」「普通肌」だけではなく、部位によって「脂性肌」「乾燥肌」の部分がある「混合肌」、表面はオイリーなのに内側は乾燥している「インナードライ」という肌質もあるので複雑です。
乾燥肌系なら保湿を高める方法を優先する
乾燥肌、またはそれに近い人はどのように育毛したら良いでしょうか?
洗浄力がマイルドな「アミノ酸系シャンプー」がお勧めです。
アミノ酸系シャンプーでも乾燥が気になる場合はお湯だけで洗髪する「湯シャン」を取り入れると頭皮の乾燥を防げます。
育毛剤では保湿成分のあるものを選びましょう。保湿成分としては、ヒアルロン酸、ヒオウギ抽出液、イチョウ葉エキス、アロエエキスなどがあります。
そしてアルコール(エタノール)成分がないか、少ないものを選びましょう。アルコールは脂肪を溶解したり、殺菌効果、清涼感がありますが、揮発性ですので揮発するときに水分を奪い、頭皮の乾燥が進行してしまいます。
脂性肌といっても皮脂を取り過ぎないことが大事
脂性肌、またはそれに近い人はどのように育毛したら良いでしょうか?
皮脂を取り除くからといって洗浄力が強い高級アルコール系シャンプーはお勧めできません、皮脂を取り除きすぎるため、逆に皮脂が過剰分泌になることがあります。脂性肌の人も「アミノ酸系シャンプー」がお勧めです。
中でも脂性肌用となっているものは脂性肌を改善する天然ハーブや生薬、クレンジング成分などが配合されているのでお勧めです。
育毛剤としては多少アルコールが入っているものも脂肪を溶解する作用があるので脂性肌対策としては許容できます。もちろんアルコールで肌がかぶれるという人は使用を避けるべきです。
また育毛剤の成分が皮脂を通り抜けて頭皮内部に浸透するために浸透力のある育毛剤がお勧めです。
育毛Q&A:目次
- 育毛剤はいつから使い始めればよいでしょうか?
- 抜け毛、薄毛対策にシャンプーの種類は関係あるんでしょうか?
- 脂性肌、乾燥肌に合った育毛の方法はありますか?
- 育毛剤が自分に合うか合わないかを見極めるにはどうすればよいでしょうか?
- 育毛剤にはどんなものが入っていますか?
- 育毛と増毛の違いは何でしょうか?注意点は?
- 女性の育毛にはどんなことが効果的ですか?
- アレルギー体質ですが、育毛剤は大丈夫でしょうか?
- 育毛剤をつけたあとの頭皮マッサージの効果的な方法はありますか?
- AGA治療には保険は適応されますか?
- タバコとお酒は育毛に影響がありますか?
- 生活習慣と抜け毛、薄毛には関係がありますか?
- 食生活と抜け毛、薄毛には関係がありますか?
- 自分がAGAかどうかを判断する方法はありますか?
- ストレスと抜け毛は関係あるのでしょうか?
- びまん性脱毛症とは何ですか?どんな治療法がありますか?
- 育毛剤のお勧めはありますか?
- 頭皮が痛いんですが何が原因でしょうか?
- AGAクリニックはどこがお勧めですが?どのように選んだらいいでしょうか?
- 薄毛をすぐに解消できる方法はありますか?
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育毛剤が自分に合うか合わないかを見極めるにはどうすればよいでしょうか?