アミノ酸系シャンプーの正体と間違えない見分け方
アミノ酸系シャンプーとは、シャンプーの洗浄成分(界面活性剤)にアミノ酸成分が含まれているシャンプーのことです。
アミノ酸系シャンプーの特徴は、洗浄力はやや弱いのですが、保湿性に富み低刺激で頭皮と髪を痛めずにやさしく洗いあげることができるということです。
抜け毛、薄毛で悩む人、敏感肌の人、アトピーで悩む人にとっては、是非選んでいただきたいシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーを選ぶべき理由
アミノ酸は、人間の体を構成するタンパク質の主な構成要素です。頭皮も髪もアミノ酸でできています。
それでアミノ酸系シャンプーが髪や頭皮に良いというのも納得できます。
しかしながら、ドラッグストア等で低価格で売られているシャンプーはアミノ酸系シャンプーではありません。
ほとんどが、「高級アルコール系シャンプー」または「石鹸シャンプー」です。
「高級アルコール系シャンプー」は、洗浄力は高いのですが、皮膚や髪に対する刺激が強く、また頭皮の皮脂を取りすぎる傾向があります。
「石鹸シャンプー」は、石鹸を原料にしています。成分としては天然素材のものが多く、刺激も少なめですが、頭皮の皮脂を取り過ぎ、アルカリ性なので髪がきしんだりパサついたりします。
アミノ酸系シャンプーをどのように見分けるか
アミノ酸シャンプーをどのように見分けることができるでしょうか?
シャンプーの全成分表示を見てみましょう。
シャンプーの中で最も多い成分は水なので、最初に記述してあるはずです。
そのあとにラウリン酸・ココイルグルタミン酸・メチルアラニン・グリシン・ヤシ油脂肪酸・ミリスチン酸・サルコシンなど入っていれば、アミノ酸系シャンプーということができます。
一方、高級アルコール系シャンプーの主成分は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naです。
石鹸系シャンプーは、脂肪酸Na、脂肪酸K、石けん素などが含まれています。
アミノ酸系シャンプーとうたいながら、実際はアミノ酸成分が少しで、大部分は高級アルコール系であったりするシャンプーもありますので、全成分表をよく見て、最初の3, 4番目までにアミノ酸系シャンプーの洗浄剤が入っているかどうか確認しましょう。
そして、高級アルコール系シャンプーの洗浄剤である「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」が入っていないかどうかを確認しましょう。
刺激の強さは、「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」の順番になります。
最も刺激が強い「ラウリル硫酸」は浸透力も高いため、現在ではあまりシャンプーには使われておらず、代わりに浸透力がややマイルドな「ラウレス硫酸」が主流です。
さらに、SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)、SLES(ラウレス硫酸ナトリウム)不使用と謳った比較的安価なシャンプーの殆どに「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」が使われています。
「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」はさらに洗浄力はマイルドですが、刺激はありますので育毛の観点から言えばおすすめできません。
値段は高いですが・・・
アミノ酸系シャンプーは決して安くはありません。
アミノ酸系100%のシャンプーは2,000円以上はするものです。
しかし薄毛や抜け毛に悩む人にとっては、シャンプーを変えることから抜け毛・薄毛対策が始まるということをよく理解しつつ、アミノ酸系100%のシャンプーを選ぶようにいたしましょう。
通常、育毛シャンプーとして売られているシャンプーはアミノ酸系シャンプーですので、そうした中から選ぶとよいでしょう。
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