リンスやコンディショナーは必要か
シャンプーをした後に、リンス、コンディショナーは必要でしょうか?
リンスというのは英語で「すすぐ」という意味の"rinse"から来ています。
英語では日本語の「リンス」は「ヘアコンディショナー」といいますのでリンスは日本特有の表現です。
かつて石けんで髪の毛を洗っていた時代は、酢がリンス代わりでした。
石けんは成分が弱アルカリ性のため、弱酸性である髪の毛がゴワゴワしてしまう、つまりキューティクルが開いてしまうといった問題があり、それを中和させるために酢を使っていたのです。
その後、石けん系のシャンプーを使用する場合に、酢の代わりにリンスが使われるようになりました。
リンスはさらっとした乳液のようなものが多く、髪の毛の表面に付着します。
20世紀末にはシャンプーとリンスが一緒にできる「リンスインシャンプー」がヒットしました。
1本でシャンプーもリンスもできるということで、現在まで大変人気があります。
余談ですが、「リンスインシャンプー」は成分の配合、バランスが高度に考えられているため、シャンプーとリンスの両方をいっぺんに行うことができます。
通常のシャンプーとリンスを混ぜてもリンスインシャンプーにはならず、かえって洗浄力を失うことになりますから、やめておきましょう。
コンディショナーの役割
最近ではシャンプーの質も向上し、きしみやパサつきを抑える成分が多く含まれているため、リンスの必要はそれほど多くはなくなってきました。
そこでリンスの代わりに「コンディショナー」というものが出てきました。
「リンス」と「コンディショナー」は各メーカーによって使い方が異なり、現在ではほとんど区別がつかなくなってきています。
コンディショナーは一般的にリンスよりも髪の毛の表面をコーティングする働きがあり、髪の毛のツヤを出したりする効果があります。
コンディショナーは少し粘り気のある乳液のようなものが多く、髪の毛の表面に吸着します。
トリートメントの役割
リンス、コンディショナーのほかに「トリートメント」というものもあります。
トリートメントは、リンス、コンディショナーが髪の表面で働くのに対して、髪の内側へ浸透して髪の毛にアミノ酸などの栄養分を与えることを目的としています。
アミノ酸系100%のシャンプーを使用するなら、コンディショナーは必ずしも必要ないでしょう。
実際、プレミアムブラックシャンプーなど、リンスやコンディショナーは不要ということを売りにしているアミノ酸系育毛シャンプーもあるくらいです。
その代わりシャンプーの後に、質の良いトリートメントをつけることをおすすめします。
トリートメントと言っても多種多様で、髪の質や頭皮の状態(オイリーまたはドライ)で何を選んだらよいかも変わってきます。
値段的な目安としては、だいたい2,000円以上のものですと本当に髪に良い成分が多く含まれます。
最近人気なのが、洗い流さないタイプのトリートメントです。アフターバストリートメント、ヘアエッセンスなどさまざまな名称でも呼ばれています。
いずれにしても、トリートメントは油分が多いため、使用する際には頭皮に付かないようにしましょう。
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