泡立ちの良いシャンプーの落とし穴

泡立ちの良いシャンプーの落とし穴

シャンプーの良し悪しを区別するための一般的な基準のひとつに、「泡立ちの良さ」があります。

 

泡立ちが良いほうが、しっかり汚れが落とせてよい、だからシャンプーとして優れているという見方が一般的だからです。

 

しかし、この見方には落とし穴があります。なぜでしょうか?

 

シャンプーの泡立ちの違いは何が原因か

 

では、泡立ちの良いシャンプーと、良くないシャンプーの違いは何でしょうか?

 

それは、簡単に言えば、多種多様な洗浄剤(界面活性剤)があり、それらの種類により泡立ちの違いが出てくるからです。

 

泡立ちの良いシャンプーはたいてい「高級アルコール系」シャンプーです。

 

ちなみに、ですが、「高級」というと「値段が高い」または「上等である」といったイメージを描きますが、そのようなイメージは全く関係なく、分子中の炭素が多いことを示します。

 

アルコールは炭素(C)とヒドロキシ基(OH)で構成されますが、炭素が6個以上を「高級アルコール」、5個以下を「低級アルコール」と呼びます。

 

「高級アルコール」は油性、「低級アルコール」は水性になります。

 

高級アルコール系シャンプーの落とし穴

 

さて、高級アルコール系シャンプーですが、泡立ちがよくて、洗浄力が強く、洗った後の爽快感もありますので、思わずゴシゴシと洗ってしまいがちですが、実は落とし穴があります。

 

高級アルコール系のシャンプーは洗浄力が強いため、頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまいます。

 

そうすると頭皮が乾燥し、肌荒れ、かゆみ、ひいては抜け毛、薄毛の原因となるのです。

 

また、頭皮の皮脂が多いオイリー肌の人は、頭皮が洗い流された皮脂を補おうとして余分に皮脂を分泌するため、脂漏性皮膚炎になってしまう可能性もあります。

 

逆に、アミノ酸系のシャンプーは髪と頭皮にはやさしいのですが、泡立ちや洗浄力は今ひとつです。

 

高級アルコール系シャンプーの使用に慣れていると、なんだかヌルヌルしていて洗い上がりのすっきり感も今ひとつです。

 

でもやはり、髪や頭皮に健康を考えると、泡立ちや爽快感よりも、刺激の少ない成分を使用したほうがよいといえるのではないでしょうか?

 

シャンプーの成分を調べましょう

 

シャンプーにどんな成分が入っているかを知るのは大切です。シャンプーの成分表を見ると事細かに書かれています。

 

どの成分にどんな働きがあるかは、ネットなどで調べればすぐに分かります(※「育毛シャンプーの成分」を参照)。

 

成分表の中に「ラウリル」、「ラウレス」という名前の成分が見つかれば、高級アルコール系です。

 

「ラウロイル」、また「ココイル」という名前の成分が見つかればアミノ酸系です。

 

「スルホコハク酸」という成分があります。高級アルコールを原料にしていますが、高級アルコール系よりも皮膚への刺激は弱めとなっています。

 

結論として、シャンプーを選ぶ際は、泡立ちよりも、髪と頭皮に与える影響を優先することをお勧めします。

 

洗浄剤(界面活性剤)は何が使われているのかを調べることはとても大切です。

 

薄毛や抜け毛が気になる方なら、「高級アルコール系」のシャンプーはやめて「アミノ酸系」シャンプーを使うようにしましょう。

 

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