女性の育毛にはどんなことが効果的ですか?
A: 男性とは異なる女性の薄毛の原因をよく理解し、薄毛の原因を取り除くことが必要です。そして生活全般にわたる育毛への取り組みが必要です。
日本で薄毛に悩む女性は600万人と言われ、女性の10人に一人という計算になります。
脱毛のメカニズムに違いがある
男性と女性とでは脱毛のメカニズムが異なります。男性とは異なり、AGA(男性型脱毛症)が抜け毛、薄毛の主な原因ではありません。(女性にも男性ホルモンを原因とする「女性男性型脱毛症(FAGA」もありますが、男性型のAGAとは異なります)
男性はAGAが原因で額や頭頂部から髪の毛が抜けていきますが、女性の場合は「びまん性脱毛症」といって、全体的に髪の毛の密度が薄くなります。
AGAが抜け毛、薄毛の主な原因ではないということは抜け毛、薄毛の原因は様々であるということが分かります。そしてそれらの原因が絡み合っているところがあります。中には女性特有の原因で薄毛になることもあります。
女性の薄毛の原因 - 生活習慣・ヘアケア・ホルモン
女性の抜け毛、薄毛の原因は次のようなものです。
- 栄養バランスの偏り
- 産前産後のホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 間違ったヘアケア
- ヘアスタイル
- ヘアカラー、白髪染め、パーマのしすぎ
- 睡眠不足
- 飲酒・喫煙
- 運動不足
- 更年期による女性ホルモンの低下
- 甲状腺の疾患
上記のような薄毛の原因を見ていくと、主に「生活習慣」と「ヘアケア」、「女性ホルモン」に関係することが分かります。
自分の習慣を見直すことから育毛は始まる
まず生活習慣に関しては抜け毛の原因となる要素を一つ一つ取り除いていくことよって育毛を促進することができます。
栄養バランスを考えた食事、睡眠を十分に取る、飲酒を控えめにしてタバコはやめる、ストレスをうまく解消する、適度な運動をする、などです。
女性に多いのは間違ったヘアケアによる抜け毛です。
ヘアカラー、白髪染め、パーマのしすぎは頭皮と髪の毛を傷めることになります。
特定のヘアスタイル、例えばポニーテールなどは髪の一部を引っ張りますので引っ張られた髪の毛が抜けやすくなります。これらに関しても注意することによって抜け毛を防ぐことができます。
女性ホルモンの低下に対応するには
女性ホルモンに起因するものはどうでしょうか?産前産後のホルモンバランスの乱れによる抜け毛は回復するまで半年から1年かかりますが、治るものですので過度な心配はいりません。
女性ホルモンが低下してくる更年期近く、また過度なダイエットによるホルモンバランスの乱れも抜け毛を招きます。
では女性ホルモンはどのように補えばよいでしょうか?
大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。食事で大豆食品を摂るとともにイソフラボンを含むサプリで補給することも効果的です。
他にも亜鉛はタンパク質を髪の毛に構成する働きがありますので、積極的に取るようにしましょう。
女性用の育毛剤を使ってみる
育毛剤はどうでしょうか?
男性と女性とでは薄毛になるメカニズムが違うことから、育毛剤も男性用のものではなく、男女兼用と書いてあるもの、または女性専用のものを使うようにしましょう。
ネットでも人気の高いマイナチュレ、長春毛精、ベルタ育毛剤といった育毛剤は特におすすめです。
育毛Q&A:目次
- 育毛剤はいつから使い始めればよいでしょうか?
- 抜け毛、薄毛対策にシャンプーの種類は関係あるんでしょうか?
- 脂性肌、乾燥肌に合った育毛の方法はありますか?
- 育毛剤が自分に合うか合わないかを見極めるにはどうすればよいでしょうか?
- 育毛剤にはどんなものが入っていますか?
- 育毛と増毛の違いは何でしょうか?注意点は?
- 女性の育毛にはどんなことが効果的ですか?
- アレルギー体質ですが、育毛剤は大丈夫でしょうか?
- 育毛剤をつけたあとの頭皮マッサージの効果的な方法はありますか?
- AGA治療には保険は適応されますか?
- タバコとお酒は育毛に影響がありますか?
- 生活習慣と抜け毛、薄毛には関係がありますか?
- 食生活と抜け毛、薄毛には関係がありますか?
- 自分がAGAかどうかを判断する方法はありますか?
- ストレスと抜け毛は関係あるのでしょうか?
- びまん性脱毛症とは何ですか?どんな治療法がありますか?
- 育毛剤のお勧めはありますか?
- 頭皮が痛いんですが何が原因でしょうか?
- AGAクリニックはどこがお勧めですが?どのように選んだらいいでしょうか?
- 薄毛をすぐに解消できる方法はありますか?
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アレルギー体質ですが、育毛剤は大丈夫でしょうか?