自毛植毛と人工毛植毛の違いは?
植毛には、人工毛を使ったものと自毛を使ったものがあります。
人工毛植毛のメリット・デメリット
まず人工毛を使った植毛についてのメリット・デメリットを考えます。
人工毛植毛は、化学合成繊維で作られた髪の毛を頭皮に植えていく植毛法です。
人工毛植毛のメリット:
- 1回の手術で、希望通りの植毛が可能
- 費用が自毛よりは安い
- カツラと違い外れる心配がない
人工毛植毛のデメリット:
- 頭皮に異物を埋め込むため拒絶反応が出て、頭皮の炎症を起こしたり、植毛した髪が抜け落ちたりしやすくなる
- 定期的な補毛が必要になる
- 一度抜け落ちた人工毛は再び生えてこない、植毛した髪は成長しない(当然ですが・・)
人工毛植毛は、現在、日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインでは一番下の「D」(行わないよう勧められる)とされています。
人工毛植毛は、デメリットにあるようなトラブルが多く、アメリカでは多くの州で禁止されています。
でも、ヨーロッパやオーストラリア、日本などアジアでは禁止されておらず、今後の技術、施術の向上も期待できるところです。
自毛植毛のメリット・デメリット
一方、自毛を使った植毛についてのメリット・デメリットはどうでしょうか?
まず、自毛はどこから採取するのでしょうか?
AGAで髪の毛がかなり禿げてしまった方でも後頭部には髪の毛が残っています。
それらの髪の毛が生えている部分から髪の毛を採取します。
かつては髪の毛が10本くらい生えた頭皮片を移植していたため定着が難しかったこともありましたが、現在では3本程度の1mm程度の頭皮片を移植するため、失敗が少ないようです。
このような移植法を「マイクログラフト法」といいます。
また、FUT(フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーション)といって毛包単位で移植する方法もあります。
毛包には髪の毛4本が生えており、定着しやすい移植方法と言われています。
メリット、デメリットを考えてみましょう。
自毛植毛のメリット:
- 自分の毛なので拒絶反応の心配がない
- 一度正しく植毛し、定着すると髪は成長し、抜けてもまた生えてくる
- 手術は最初の1回だけで良い
- 白髪など他の髪の毛と調和した色になるので自然である。
自毛植毛のデメリット:
- 初回の手術費用が高額である(ざっとM字部分と頭頂部への植毛で60万円から)
- 一度移植した髪の毛は抜け落ちて(ショックロス)また生えてくるので、しっかり移植の効果が現れるまで6ヶ月から9ヶ月かかる
- 手術する医師、クリニックの技術によって定着率が左右される
- 移植の本数が多い場合、手術が複数回必要な場合もある
- 移植片を採取した場所に傷跡が残る
自毛植毛法は、現在、日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインでは上から2番目の「B」(行うよう勧められる)とされています。
さて、結論は?
植毛と言えば、現在は自毛植毛が主流となっています。
実際、費用の面を除けば自毛植毛のほうに多くのメリットがあり、こちらを選ぶのがよいでしょう。
費用に関しても、自毛植毛なら時間が経てばしっかり定着するため、トータルで見ると決して高くはないとも言えます。
ただ、手術に高度な技術が求められるので、信頼できるクリニック探しが大切です。
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