白髪染めの髪への影響
白髪対策として一般的な白髪染め。でも、白髪染めの髪への影響を気にされている方も多いでしょう。
ここでは、白髪染めの仕組みから順にご説明しますね。
白髪染めで髪が染まるのはなぜ?
白髪染めは一般的に1剤、2剤という2種類の薬剤を混ぜて使用します。
まず、1剤には主にキューティクルを開くアンモニアと染料が含まれており、2剤には髪のメラニン色素を分解して脱色させるはたらきがある過酸化水素水が含まれています。
白髪染めに限らずヘアカラー剤には強い刺激臭があり、体によくなさそうな印象がありますよね。
実際にそのとおりで、白髪染めに配合されているのは化学物質であり、髪や地肌にはよくありません。
ダメージヘアや体の不調の原因になるわけです。
このため白髪染めの商品説明には、ヘアカラーをする前にパッチテストをするように推奨されています。
白髪染めの危険性
特に白髪染めの薬剤に多く含まれているジアミン類と呼ばれる薬剤には危険があります。
「パラフェニレンジアミン」「パラトルエンジアミン」という成分は、少量の色素で濃い色を出すことが可能なため、濃いブラウンや黒色を出す白髪染めには必須の成分と言われています。
これらの成分は皮膚炎や鼻炎、気管支喘息などのアレルギー、アナフィラキシー(急性のショック症状)を引き起こすことがあります。
髪と体にやさしい白髪染めはあるの?
ではこのようなジアミン類を含まない、髪や頭皮そして体全体にとって優しい成分の白髪染めはないのでしょうか?
はい、あります。
ヘナという天然ハーブを使用した白髪染めです。
ヘナは、古来クレオパトラの時代から、髪や爪などを染める染料、顔料として使用されてきました。
ヘナは赤、またはオレンジの染料ですので、より濃く染めるには藍色のインディゴと重ね染めをする必要があります。
天然成分であり、髪や頭皮にダメージを与えることはありませんが、準備時間が必要で、染め時間は2〜3時間とかなり長くなります。
また強い臭いと色落ちが数日続きますので注意が必要です。
ヘアカラートリートメントとは?
また最近では、その他の植物性染料を使用したヘアカラートリートメントという種類の商品が人気です。
トリートメント効果がある成分を使っているため髪や地肌にやさしく、強いにおいもなく、安心して長く使えるということで評判です。
こういった商品であれば、パッチテストで反応が出た方、ヘアカラーでかぶれが出る方、アレルギーの方も安心して使えます。
ただ、なかなか染まりにくいという声もあり、このあたりは個人差もあるようです。
髪の痛まない白髪染めの方法をお探しであれば、まずは一度使ってみるのがよいでしょう。
ヘアカラートリートメントは、普通、シャンプー後に髪に付けて、10分か15分ほどで髪が染まるとされています。
ただ、最初はなかなか染まりにくいという声が多いです。
薬剤を使った白髪染めですと、3週間から1ヶ月程度色持ちがしますが、天然成分のヘアカラートリートメントですと1〜2週間で染め直さなければなりません。
でも、髪の毛や頭皮へのダメージはなく、体に毒性のものが蓄積される心配もありませんので、多少手間と費用がかかっても、天然成分のヘアカラートリートメントを選ぶほうがよいのではないでしょうか?
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