髪の伸びが遅いのは気のせい?
髪の毛は1日に0.35〜0.4mm、1ヶ月に約1〜1.2センチ伸びると言われています。
髪の毛の成長速度は個人差があり、さらに性別、年齢、季節によっても異なります。
髪の毛は、春から夏にかけての暖かい時期に、より成長します。
もし理髪店や美容室に行くタイミングが遅くなったな、と思ったら、髪の毛の成長が遅くなっている証拠と言えるかもしれません。
髪の毛の成長が遅くなってしまう原因
髪の毛の成長が遅くなってしまう原因はなんでしょうか?
男性の場合、20歳前後がもっとも髪の状態が良く、髪の成長が早い時期です。
その後は緩やかに髪の成長が遅くなっていきます。
加齢によって髪の毛の成長が遅くなってしまうのは仕方がないとしても、もし髪の成長を妨げ、抜け毛、薄毛につながる要素があるようなら、注意したいものです。
髪の成長を妨げる要素はいろいろあります。
まず、頭皮の毛母細胞、毛乳頭に栄養が行き届かない場合です。
髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質です。
ですから、肉、魚、卵、乳製品、豆類から十分にタンパク質を摂る必要があります。
食事でタンパク質、ミネラル、ビタミンが不足すると頭皮に栄養が供給されません。
ジャンクフード、脂っこい食事を避けて、野菜を多く摂りつつ、バランスの良い食生活をすることが大切です。
頭皮の血行不良にも注意
そして、頭皮の血行不良も髪の成長を妨げます。
頭皮の血行不良を解消し、血行を促進するためには、ストレス、肥満、運動不足、肥満、睡眠不足に気をつける必要があります。
また、喫煙はニコチンによって毛細血管を収縮させますので、髪の成長を気にしている人、抜け毛、薄毛を気にしている人にはとくに断ち切っていただきたい習慣です。
頭皮を清潔に保つことも髪の毛の健やかな成長につながります。
頭皮を清潔に保つということは、毎日何回もシャンプーする、ということではありません。
シャンプーのしすぎは頭皮の乾燥をもたらしますし、頭皮を守っている皮脂も取り除かれ、バリア機能が働かなくなります。
シャンプーはドラッグストアなどで安価に売られている高級アルコール系を避け、低刺激なアミノ酸系シャンプーを使うようにしましょう。
ときにはお湯だけで髪を洗う、湯シャンでも頭皮と髪を清潔にすることができます。
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