男性の抜け毛・薄毛対策1:フィナステリド
抜け毛・薄毛対策としては、とにかく早め早めに手を打っていくことが大切です。
毛母細胞が死んでしまうと回復が難しくなります。大事な髪の毛の多くを失ってからでは遅すぎるのです。
AGA(男性型脱毛症)の場合、男性ホルモン受容体遺伝子という遺伝に起因する要素が多いため、かつては対策としては民間療法であったり、間接的なものしかありませんでした。
しかし現在では治療する方法が確立されつつあります。
まず、AGAのCMで思い浮かぶかもしれませんが、「お医者さんに相談だ」ということで、医療機関への受診が勧められます。
受診後、AGA治療薬が処方されます。AGA治療薬には2種類あります。「フィナステリド」と「ミノキシジル」です。
フィナステリドとは?
「フィナステリド」は成分名で、日本では薬の名前「プロペシア」のほうがよく知られているかと思います。服用の方法は内服(飲み薬)となります。「フィンペシア」という名前のジェネリック製品も出ています。
他にも元々は前立腺肥大や前立腺ガンの治療薬として開発されましたが、副作用として発毛効果があることが分かり、AGAの進行抑制のためにさらに研究が続けられました。
フィナステリドの働き
そして、フィナステリドには「5αリダクターゼ」という酵素を抑制する効果があることが分かりました。
その結果、「5αリダクターゼ」と男性ホルモンであるテストステロンが結合して生成される、抜け毛・薄毛の要因となるジヒドロテストロン(DHT)を生成しにくくする働きがあります。
毎日1mgの服用が推奨されており、それ以上の服用は効果がなく、副作用が増えるとされています。
効果としてはAGAの患者さん90%に何らかの効果があったとのデータが出ています。
効果を期待するには6ヶ月間は服用を続ける必要があります。
副作用としては、眠気、精力減退、初期脱毛などがあります(※副作用については「プロペシアの副作用」も参照)。
特に初期脱毛は、衰退期の毛髪の抜けが促進されるため、逆に抜け毛が増えたように感じられ、戸惑う患者さんもいるようです。
フィナステリドは上記のようにAGAの進行を抑制するだけですので、服用をやめるとまた薄毛・抜け毛が始まってしまうことになります。
このため、後述の「ミノキシジル」との併用がより効果的と言われています。
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