スカルプDは買うべき商品か?
「スカルプD」と言えば、男性用の育毛シャンプーの代名詞ともなった超有名なシャンプーです。
2005年3月に販売を開始した後、通常のシャンプーとは違うネットを中心にした販売戦略で徐々に売上を伸ばし、「育毛シャンプー」というジャンルを確立した商品です。
今では、有名芸能人が登場するCMを大量に流すことで、さらに販売を伸ばしているようです。
では、スカルプDは、買うべき商品なのか、それとも買うべき商品はほかにあるのか、少し調べてみましょう。
スカルプDの成分分析
まず、実際の成分はどうなのでしょうか?かなり洗浄力を意識した成分が使われています。
主な成分として使われている成分について見ていきましょう。
メインの洗浄成分は「脂肪酸(12, 14)アシルアスパラギン酸Na」といって、アミノ酸系の洗浄剤です。
洗浄力は十分ありつつも低刺激な、アンファーが独自に開発した洗浄剤です。
ピロクトンオラミンは殺菌、防腐剤として一般に使用されており、グリチルリチン酸2Kは抗炎症作用、サリチル酸は角質を溶かすピーリングに使われるものです。
また、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液は低刺激性の両性活性剤です。
ほかには生薬や保湿成分が入っていますが、発毛・育毛に直接影響するような有効成分は入っていません。
それで、スカルプDは、発毛・育毛に直接アプローチするわけではなく、まずは頭皮環境を整えることを考えた良いシャンプーということができるでしょう。
もちろん安価な高級アルコール系の洗浄力だけが強いシャンプーに比べて、洗浄成分はマイルドな配合となっています。
商品ラインアップから考える
スカルプDは、現在13代目ということで10年以上に渡って品質改良が繰り返されており、発売元であるアンファーの飽くなき情熱が感じられます。
ラインナップは、ストロングオイリー(超脂性肌用)、オイリー(脂性肌用)、ドライ(乾燥肌用)、コンディショナーがあります。
値段は350mlで3,900円(税込)です。
さらに、20代から30代前半の「目立った抜け毛はないけど将来が心配」という世代のために「スカルプD NEXT」という新たなラインアップも登場しました。
こちらも、オイリー(脂性肌用)、ドライ(乾燥肌用)、コンディショナーがあります。
値段は350mlで1,950円(税込)と、メインラインナップよりお求めやすくなっています。
スカルプDは、ほかにもコンディショナー、ワックス、そしてサプリメントも発売しています。
そして、今では「育毛剤」にあたる育毛トニックもラインアップに加わっていますが、あくまでもラインアップの中心は育毛シャンプーです。
このため、スカルプDは、まず頭皮環境を体の外側と内側で整えていこうというコンセプトが感じられます。
スカルプDのCMに出演する芸能人も、AGA治療と併用してのスカルプDの使用を明示していますので、スカルプDそのもので発毛するわけではなく、発毛しやすい環境に頭皮を整えるというコンセプトが分かりやすいかと思います。
それまでは「薄毛が気になる人が使っている高級なシャンプー」というとちょっと恥ずかしく、後ろめたいような印象があったのですが、頭皮の健康は良いシャンプーから、という点を一般に広めたという点で、スカルプDの果たした役割は大きいと言えます。
また、育毛にあまり関心がない層と言える、20代から30代にも受け入れられているシャンプーです。利用者が多いという点でも安心して使える要素の多いシャンプーと言えそうです。
買うべきか、買わざるべきか
結論として、スカルプDは買ってもよい商品ですが、この分野のパイオニアと言えるスカルプDのほかに、今ではほかにもよい商品が発売されています。
その中には、有効成分の面、またコストパフォーマンスの面でスカルプDより間違いなく優れていると言える商品もあります。
そのため、当サイトではスカルプDではなく、そのような別の育毛シャンプーをお勧めしています。詳しくは下記をご参照ください。
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