毛髪再生医療とは
現在、毛髪再生医療というものが注目されています。ここでは、それがどのような治療法なのか、どんなメリットがあるのか、ご説明します。
毛髪再生医療とは
毛髪の成長の元になる部分は毛包といいますが、この毛包に成長因子を注入することにより、毛髪力を再生させる治療法のことです。
現在の医学では、はっきりと発毛効果がある医薬品としてはフィナステリド(薬品名:プロペシア)とミノキシジル(薬品名:リアップ)のみになります。
フィナステリドに関しては、女性は使用することができません。
この点、毛髪再生医療は男女の区別なく利用できる治療方法です。その意味でも注目されている治療法です。
HARG療法とは
毛髪再生医療の中で現在代表的なものに、HARG療法というものがあります。
HARG療法では、人の頭皮細胞を培養するのではなく、毛髪の成長を促す成長因子(Growth Factor/グロースファクター)を使用します。
この成長因子に各種ビタミン剤などを添加し、患者オリジナルの「HARGカクテル」というものを頭皮に直接注入していきます。
「HARGカクテル」は頭皮に浸透していくと発毛が促されます。頭皮に浸透させる注入法としては、3種類ほどあります。
HARG療法は90%以上の発毛率を実現していると言われています。プロペシアの65%の発毛率に比べても非常に高い発毛率です。
これらの毛髪再生医療は、専門の医療機関のみで行うことができる療法です。
費用としては、3〜4週間に1回、8万円〜15万円の治療を6回ほど行います。
その他の毛髪再生医療
また毛髪再生医療として、資生堂が2013年からカナダのバイオベンチャー企業と提携して開発を進めているものもあります。
髪が生えている部分の頭皮を少しだけ切り取り、特定の細胞を培養し脱毛部分に注入することにより、脱毛部分の頭皮の細胞を活性化させ、発毛を促すというものです。
細胞の移植には患者本人の細胞を用いる「自家細胞移植」と、他人の細胞を用いる「他家細胞移植」の2つのタイプがあります。
現在は拒絶反応などの心配がない、安全性の面から言って「自家細胞移植」の研究が主流となっています。
実際に切り取る頭皮は5ミリ程度であり、植毛のように広範囲に切り取るわけではないので、頭皮へのダメージは少なく抑えることができます。
この分野の医療は急速に進んでいますので、抜け毛、薄毛に悩むことがなくなる時代もそう遠くはないかもしれませんね。
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