円形脱毛症とは

円形脱毛症とは、頭に10円玉くらいの大きさの脱毛部分が出来る自己免疫病の1つです。

円形脱毛症の特徴

男性型脱毛症とは異なり、脱毛部分の髪の毛が再び生えなくなることはありません。

抜け毛・薄毛の問題が少ない、10代〜20代での発症が多く見られます。

通常では3ヶ月から6ヶ月くらいで治ることが多いのですが、症状が長引く場合や広い範囲にわたる場合は他の病気が隠れている場合もありますので皮膚科を受診するようにしましょう。

円形脱毛症の原因は「ストレス」である、と一般的には考えている方が多いと思いますが、精神的なストレスを感じているとは言いがたい幼児にも発症することから、最近ではアレルギーとの因果関係があるという研究結果が出ています。

円形脱毛症は自己免疫性疾患と呼ばれます。そして患者さんの多くはアレルギー体質であると言われています。

円形脱毛症の治療

治療法としては内服薬、ステロイド剤などの塗り薬、漢方薬、鍼灸などさまざまありますが、対症療法であるため、これといった治療法がないのも現状です。

頭皮の血液の循環をよくするために、フロジン液を塗る方法もあります。フロジン液は「塩化カルプロニウム」という成分です。保険適用ですので、選択しやすい治療法です。

不眠症状や精神的なストレスを強く感じている場合は、軽い精神安定剤の処方も効果的です。

最近では「局部免疫療法」といって、脱毛している部分に弱いかぶれを起こす薬品を塗り、かぶれの治癒の段階で発毛も促すという治療法です。

この局部免疫療法は薬剤の濃度を判断するためにパッチテストは欠かせません。

円形脱毛症になりやすい人の場合、治癒後5年以内に 40％の再発の可能性があるとのことです。治療の後の予防も大切です。

ストレスとの因果関係

円形脱毛症の原因は「ストレス」が多いということは事実です。

そして、そのストレスの原因が分かり、ストレスを解消するよう心がけることによって自然と円形脱毛症が治ったという例も数多くあります。

できるだけ規則正しい生活、食生活をし、頭皮の健康状態も整えることが大切です。

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