育毛シャンプーの抜け毛への効果
せっかく生えてきた毛がすぐに抜けてしまうという場合、その主な原因は頭皮環境が良くないことです。それはちょうど、良くない土壌からは元気な植物が生えないのと同じです。
土壌を頭皮、植物を髪の毛に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれません。土壌(頭皮環境)を改善することによって、植物(髪の毛)がすくすくと成長します。
適切な育毛シャンプーを使うと、頭皮環境が改善されますから、抜け毛が減少する効果を期待できます。
普通のシャンプーとの違いは?
普通のシャンプーは、頭皮の健康についてはそれほど考慮されていません。
洗浄力という点では強力なものが多いものの、洗浄力が強すぎて、頭皮の必要な皮脂まで洗い流してしまい、危機感を抱いた頭皮がより多くの皮脂を分泌してしまいます。
かといって、頭皮の余分な皮脂を洗い流せないと、皮脂が毛穴に詰まって、発毛を阻害してしまいます。
ドラッグストアなどで売られている通常のシャンプーは「高級アルコール系」といって、価格が安価なため家計には優しいシャンプーです。
しかし、決して頭皮には優しいシャンプーではありません。
高級アルコール系シャンプーは洗浄力、脱脂力、殺菌力が強く、髪や頭皮な汚れを強力に取り去るため、爽快感があって、いわゆる頭が「スカッ」とするものも多いですが、頭皮は体の皮膚の中でもとりわけデリケートな部分で、炎症を起こしやすく、炎症は抜け毛を引き起こします。
高級アルコール系シャンプーのような刺激の強いシャンプーを繰り返し使うと、毛根がダメージを受け、抜け毛の原因となります。洗浄力の強すぎるシャンプー、刺激の強すぎるシャンプーは頭皮にとって良くないということを覚えておきましょう。
高級アルコール系シャンプーの洗浄成分はラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム(英語の略号でSLS、SLESとも呼ばれます)と記載されていることが多く、これらの名前を発見したら、抜け毛、薄毛を気にしている人なら避けることが賢明です。
また、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸よりも刺激が少なめのオレフィン(C12-C14)スルホン酸Naという洗浄剤もよく使われます。
洗浄力はややマイルドなものの、頭皮への刺激はやはりあります。
SLS、SLESフリーと謳ってオレフィン(C12-C14)スルホン酸Naを配合しているシャンプーもありますが、育毛の観点から言うとできるだけ避けたほうがよいでしょう。
育毛シャンプーの「バランス」
育毛シャンプーは、「アミノ酸系」と呼ばれるシャンプーがほとんどです。
アミノ酸系シャンプーの洗浄力は強すぎず、弱すぎず、というバランスのとれたものです。
「育毛シャンプーの効果」でも述べたように、ある特定の育毛シャンプーが抜け毛への効果があるかどうかは、成分表を調べることによりかなり見分けることができます。
アミノ酸系シャンプーであれば、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸Naなどが洗浄成分として成分表の最初の方に出てくるはずです。
関連情報:次はこちらへ!
育毛シャンプーの薄毛への効果
育毛によいシャンプーを選ぶなら!
男性用育毛シャンプーランキングはこちら