男性の抜け毛・薄毛の具体的な原因
ここでは、遺伝的な要素以外の、男性の抜け毛・薄毛の具体的な原因について解説します。
食生活・生活習慣
髪の毛は夜成長します。
昼間は活発に活動して多くの血液が必要な、脳や消化器が休んでいる夜に、骨や皮膚に多くの血液が循環します。
具体的には、夜の10時から2時までの間に成長ホルモンが最も分泌されますので、その時間帯にぐっすりと眠ることが大切です。
また、髪の毛の成長には様々な栄養素が必要です。
それで、昼夜逆転の生活や、暴飲暴食、バランスの欠けた食生活は抜け毛・薄毛の原因となります。
カロリーの高い食事を続けるなら、皮脂の分泌が多くなり、頭皮の毛穴が詰まって髪の成長を阻害します。
とは言っても、逆に、無理なダイエットによって栄養不足や血液の循環が悪くなり、抜け毛を引き起こしてしまうこともありますので、栄養バランスの取れた食事が大切です。
過度な飲酒も抜け毛の原因となります。
なぜかというと、肝臓でアルコールを分解するときに使用されるシステイン、メチオニンというアミノ酸成分は髪の毛の主要な成分でもあります。
ですから、髪を作るはずの成分がアルコール分解に使われてしまうことになり、髪の毛を作る材料が不足してしまうのです。
さらに、アルコールは肝臓に負担をかけてビタミン、カルシウムなどの栄養素の吸収を阻害します。
また、過度の飲酒はAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を増大させ、抜け毛を引き起こすことになりますから、注意が必要です。
喫煙は吸い込む物質の中に微量の一酸化炭素があり、毛細血管を傷つけ、血流を悪くするため、髪にとって良くありません。
ストレス
病気の原因のほとんどがストレスである、とも言われています。
ストレスは、当然ながら髪の毛にも影響を及ぼします。
ストレスで円形脱毛症になった、というような話をよく聞きますが、実際のところ、ストレスを感じている人間の体は筋肉が硬くなり、血管が収縮します。
この結果、頭皮付近の血行が悪くなり、髪の毛の成長を妨げることになります。
頭皮ケアの不足
たとえば毎日のシャンプーで頭皮の皮脂を十分に洗い落とせなかった場合、抜け毛の原因になります。
男性に多い点として、髪の洗い方が雑だったり、力一杯洗って頭皮に傷がつき必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまうと、これもよくありません。
また、洗浄力の強い安価な「高級アルコール系シャンプー」の使用によって頭皮の皮脂を必要以上に奪ってしまうと、頭皮のバリア機能が働かなくなって抜け毛の原因になります。
ですから、シャンプー選びはとても重要です。
頭皮の皮脂をとりすぎない「アミノ酸系シャンプー」の使用をお勧めします。
毛染めも頭皮を痛めますので、抜け毛の原因となります。
病気・疾患
見落としがちですが、これも抜け毛・薄毛の原因となります。
特に内臓の病気を持っている場合や、内臓の手術をしたような場合は、血液の循環が患部中心となり、頭皮への血液の循環が十分でなくなるからです。
頭皮へのやけどやアザも問題のある箇所が脱毛となります。病気・疾患の場合、治癒することによって頭髪が戻ってきます。
また、対策を考える前に、自分の髪の状態を詳しく知るために、専門の無料ヘアチェックを一度受けてみるのもお勧めです。
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